21歳

僕はもともと行う予定だった就職活動を疎かにして、ブログビジネスに精を出していた。

毎日ブログを書いて、どうにかアクセスを集めて、人を集めて商材を販売しようと躍起になっていた。

これまでのやってきたことははっきり行って、うまくは行かなかった。

最初に始めた投資も、適当にやってて稼げなかった。
一回一ヶ月間本気でやろうと思って、そのときの本気でやったけども、
稼げたのは7000円。
それも毎月1万円のシステム利用代金がかかっていたから、赤字だったし、辞めてしまった。

 

バイトを辞めてまで始めた飛び込みの営業では、
2ヶ月間やって1つも商品を売ることが出来なかった。

コミュニケーションが得意じゃなく、人見知りだった僕には、
ピンポンを押して浴びせられる冷ややかな目線が何よりも辛かった。

なによりも、自分が営業が来たら迷惑だと思うのに、営業をしていくのがどうしても気持ちよく出来なかった。
結果として、僕は営業をやめて、元のコンビニでバイトをしていた。

 

インカレサークルは楽しかった。
利益は少なかったけども、
自分がコミュニティを立ち上げて、必死に人を集めてイベントをやるというのは初めての経験だった。

代表なんてものはやったことがなかったし、お酒も好きじゃなかったけども、愛着はあった。
クリスマスイベントで、50~60人くらいのイベントを開催して
それが僕のインカレサークルの最後のイベントとしてサークル活動は終了した。

そのときに仲良くなったバーテンダーさんとは、
今も付き合いがある。
2万円くらいの利益だったけど、その利益が本当に暖かく感じたのを覚えている。

そんな経験を経て、僕はブログをとにかく必死に書いていた。

一日3記事は常に書いていて、当時はやっていた無料レポートという教材も作成した。
メールマガジンなんてやったこともなかったし読者もいなかったけども毎日書き続けた。

同じネットビジネスのコンサルを受けていたメンバーの中でも目立つ存在でもあった。

ただ、、、お金は全然稼ぐことが出来なかった。

 

最初はブログを書いていて、コンサル生の中でも有望といわれていたけども、
反面、現実を見たときに僕は焦り始めていた。

3年生が終わり、4年生になる前の春休み・・・

大学のときに一緒にいたメンバーは、すでに就職活動を始めていた。
なんとか自分で稼ぎたいと思っていた僕は、
就職活動は本当に最低限にして

出来る限りの時間をブログビジネスに注いでいた。
行けるセミナーには全て行ったし、コンビニバイト中でもブログネタだと思ったものはレシートの裏にメモをした。

ただ、それでも実際問題稼いでいない・・・。

結果的に春休みはすぐに過ぎて、僕は大学4年生になった。

幸い、卒業までに必要な単位はすでに取っているから、
あとは必修の研究室に入っての研究だけやれば、卒業ができる。

文系の人でいう「ゼミ」があるように、理系の学生は4年時に「研究室」に所属して、一年間、研究室の分野を勉強していくのが大半だった。

研究の内容に関しては、「研究室」によって大きくその違いが出る。

それこそ一週間土日返上でみっちりと課題を出されるような研究室もあれば、
一週間で2.3日出て簡単に終わるような研究室もある。

僕は、出来る限り楽な研究室に入れるように祈っていた。
成績優秀者以外は、研究室は抽選だからだ。
(僕は単位はとっていたが、優秀者の枠には入っていなかった。)

そして、、、

僕の研究室は、大学で最も厳しい研究室 に決定した。

・・・・・

(い、いや、なんだかんだで人が優しかったり、
そこまで大変な研究室ではないという可能性も・・・)

 

そんな僕の淡い期待は、無残にも打ち砕かれた。

最初は週4日、10時~18時位だったがあとから週5,6と増えていき、
時間も20時、22時、終電。泊まり込みとなっていった。

入って2ヶ月も立った頃には、真面目な人は週に7日来て、そのうちの4日は椅子を並べて泊まり込み。

なんて状態になっていた。

(こんなことをやっている場合じゃない、僕は稼がないといけない・・・!!)

借金もあり、ビジネスで生きたいと思っていた僕はそのなかでも一人必死にビジネスをしていた。
研究の合間にこっそりブログも書いていたし、出来る限りの理由をつけて研究室を欠席した。

(ちなみに就活も行っていたが、3社ほど面接を受けて、
最終面接の日程を間違えて、見事落ちたのが僕の就活結果だった)

そんなことをしていたものだから、
研究室の中でも、僕の対する評価は険悪なものとなっていた。

当然だ、みんな真面目に研究をしている中、一人別のことを必死にやっているのだから。
僕が嫌われることは自然の流れでもあった。

適当に合わせて表面上ニコニコと愛想よくしていたり、リーダーと親睦を深めて
「あいつは仕方ないよ^^」というようなポジションを作ればよかったのかもしれないが、

僕にはそんな愛嬌もなければ、人たらしの能力もなかった。

別に邪魔をしたいと思っているわけではないけども、
僕の邪魔をしないでもらいたい。

僕の頭の中はこれだけだった。

そもそもとしてなんで毎年同じ課題を出して、毎年同じ答えを出すために研究をしているのか??
そんな研究に意味も持てなかった。

ストレスが貯まりすぎて、蕁麻疹も出ていた。

それだけやっているけどもビジネスでは大して稼げていない・・・・・。

 

このままではいけない。

 

そう思った僕は、大学4年の前期が終わった時、大学の休学を親に申し出た。

研究室のリーダーからも不満をまとめたメールが届いていて、
これ以上一緒にやることは互いにとっても得がないと考えた。

幸い、ストレスがたまっている僕を親も理解はしてくれていたようで、
休学は許可をしてくれた。

僕はそれが何よりも嬉しくて、嬉しくて、涙が出そうになるくらい喜んだのを覚えている。

その気持のままに、僕は親に対して感謝の言葉と
僕の現状況をすべてまとめたテキストを作成して、印刷して提出した。

今借金がいくらあること。
これだけの金額を稼がないといけないこと。
今やっているビジネスの大枠。
絶対に恩を返したいということと、大学を休学させてくれることの感謝の言葉。

それらをまとめて提出した。

 

 

結果・・・次の日に僕は人生で一番、両親から怒られた。

なぜ勝手に借金をしたのか??
返せないときに誰が返すがわかっているのか??

ひたすらに怒られた。

ビジネスなんてやめろ。
これだけ迷惑をかける事をしてまだやろうだなんて信じられない。
起業というのはしっかりお金を稼いで、その元手でやるものだ。

色んな意見もいわれた。

まず借金を返せ、何かをやるのはそれからだ。

そう言われて、ひとまずは僕はそれに従った。
というのも、たしかに僕はビジネスには必死だったかもしれないが
60万の借金をしてからすでに1年近くが経過している。

それくらいの金額ならば、バイトでも確かに稼げただろうし、甘えていたと思ったのだ。

その後、僕はバイトの数を週8に増やして、
大学生ながらも一時的なフリーター生活を送ることになる・・・。

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この頃の経験は、僕の人生の中でもトップクラスに辛かった時かもしれません。

なんかもう文章も暗いですよね笑

本当に大学の研究室は僕にとって苦痛でしかありませんでした。
お金を払って、前年度と同じやたらと時間だけかかる研究をひたすらにやる。。。

当時はそんな事考える余裕もなかったですが、
今思ってもやっぱり辞めていただろうなーと思います笑

少なくとも、後にも先にも、ストレスで蕁麻疹が出たのはこの時だけでした。

ただ、振り返っても思うことは、結局僕は自分がやりたいと思ったことをやってきているんだな。と思います。

・親にお金を出してもらっているし、
大学は卒業したいと思っていたけども、
無意味だと思った研究は結局やらなかった。

・親からもの凄い反対はされたし
自分のことを思っていってくれているのもわかっていたけども
結局この後もバイトめっちゃしながら、こっそりビジネスします。

・我慢はして、確かに堪えているんだけども最終的には自分のやりたくないことはやらない。

その決断を僕はしてくれていたんだな。と思いました。

「誰かのために」「家族のために」という言葉は大切だし、その想いは尊重したいものですが、
そのために犠牲になるなんてことは誰の得にもならない。

僕がこの話で伝えたいことは、これです。

結果として、僕はこの後に

バイトでめっちゃお金を稼いだし、
ビジネスでも一時的には月に40万くらい稼ぐのに成功したんですよね。

もしそれすらも我慢していたら、僕は今この場にはいないでしょうし、
それこそどこかの企業に就職して、のほほんと生きているかもしれません。

それもそれで幸せなのかもしれませんが、
僕は今の僕が好きなので、やっぱり我慢はしないかなーと。

ちなみに、こっそりビジネスやっていることは正直親にはバレていたかもしれません。
ただ、それでもご飯を作ってくれて、
変わらず接してくれた親にはやっぱり頭が上がらないですね。

 

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エピソード4 初めて人と向き合った年(23歳)←Next episode

エピソード5 番外編 人生のパートナーを決めた瞬間

エピソード6 番外編 世の中には恐ろしい人がいると思った時のお話

エピソード7 雇われながら自由に好き勝手に生きる。